「乗馬に興味があるけど、何から始めればいいかわからない」
「馬に乗るのが楽しくなってきたから、目標がほしい」
そんな方におすすめなのが、乗馬ライセンス5級の取得です。
本記事では、40代〜60代の方が安心して挑戦できるように、「乗馬ライセンス5級とは何か」「取得の流れ」「試験対策のポイント」「費用感」「よくある不安」などを、わかりやすく丁寧に解説していきます。
「乗馬ライセンス5級」とは?|基礎技術を証明する最初のステップ
乗馬ライセンス5級は、公益社団法人全国乗馬倶楽部振興協会(通称:振興協会)が認定する乗馬技術の公的な資格です。
この5級は、乗馬経験が浅い方でも比較的取得しやすい設計となっており、乗馬技術の基礎を身につけた証明になります。
乗馬ライセンス5級の受験条件と対象者
年齢制限はなし!何歳からでもチャレンジ可能
乗馬ライセンス5級には年齢制限がありません。そのため、40代・50代・60代でも安心してチャレンジできます。
実際に、シニア世代で乗馬を始めた方が「まずは5級を目指す」ケースはとても多く、生涯スポーツとしての第一歩として人気です。
最低限の騎乗経験が必要
5級は“初心者向け”とはいえ、ある程度の騎乗経験は必要です。
目安としては、以下のようなことが自力でできると安心です。
- 馬にまたがり、基本姿勢を取れる
- 常歩(なみあし)と速歩(はやあし)をコントロールできる
- 停止や方向転換の基本が理解できている
→ 多くの乗馬クラブでは「騎乗回数10回前後」または「初心者レッスンを数ヶ月受けた段階」で受験を勧められることが多いです。
試験の内容とポイント
5級ライセンスの試験は、大きく分けて実技と筆記の2部構成です。
実技試験|基本操作が正しくできるかを確認
実技試験では、以下のような基本的な操作が試されます。
- 乗馬の礼法(馬に近づく・乗る・降りる)
- 常歩・速歩での直進
- 軽速歩のリズム維持
- 合図による停止・発進
- 蹄跡(ていせき:馬場の外周)通行
ここで大切なのは、「上手に乗る」よりも安全に・馬に優しく・落ち着いて操作できるかです。
筆記試験|馬の基本知識と安全管理
筆記では、馬の習性や用語、安全のための基本的知識が問われます。
出題例:
- 馬に近づくときの注意点は?
- 蹄鉄の役割とは?
- 騎乗前に行うべき安全確認は?
→ 多くは選択式で、合格基準もそれほど厳しくありません。講習をきちんと受けていれば十分対応可能です。
試験までの流れとスケジュール感
- 乗馬クラブに通い始める
- インストラクターと相談し、5級を目標にレッスンを重ねる
- 一定の技術が身についたらクラブから推薦・試験申込
- クラブ内または指定会場で試験を受験
- 合格後、認定証が届く
→ 試験は乗馬クラブ内で実施されるケースが多く、リラックスした環境で受けられます。
気になる費用の目安は?
ライセンス5級の取得には、以下のような費用がかかることが多いです(すべて概算)。
項目 | 目安費用 |
---|---|
レッスン費用(5〜10回) | 3万円〜10万円前後 |
試験料・登録料 | 約1万円前後 |
装備(ヘルメット・パンツ・グローブなど) | 初期費用2万円〜3万円前後 |
よくある不安とQ&A
「体力が心配…40代でも大丈夫?」
→ 問題ありません!乗馬は自分のペースで技術を身につけられるスポーツです。
実際、50代・60代から始めてライセンスを取る方も多数います。
「馬に乗るのがまだ怖い…それでも受験できる?」
→ 恐怖心は自然なものです。試験では“完璧さ”よりも“丁寧な操作”が重視されます。
怖さを相談しながらレッスンを重ねることで、徐々に自信が持てるようになります。
「合格率は?落ちることってあるの?」
→ 合格率は非常に高く、90%以上と言われています。
安全面や馬への配慮ができていれば、難しくはありません。
ライセンス5級を取るメリットとは?
- 自信につながる!:「自分にもできた」という達成感
- 次のステップが見える:4級、3級と段階的に上を目指せる
- 乗馬クラブでの信頼度UP:騎乗可能エリアやメニューが広がる
- 馬との関係が深まる:基礎を見直すことで、騎乗がより楽しくなる
まとめ|ライセンス5級は、大人の乗馬ライフの第一歩
乗馬ライセンス5級は、技術よりも「馬に対する姿勢」や「安全な操作」が問われる資格です。特に大人から乗馬を始めた方にとっては、「学ぶ目標」として最適なマイルストーンとなります。
- 騎乗経験が浅くてもOK
- クラブ内で受験できて安心
- 自信と楽しみが一気に広がる
さあ、あなたも乗馬ライセンス5級から、人生の新たな楽しみを見つけてみませんか?
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