【完全ガイド】乗馬4級とは?試験内容・合格のコツ・その後のステップまで解説!

ライセンス

「4級ってどんな内容?」
「そろそろ挑戦してみようかな…でも不安」
そんな方に向けて、乗馬ライセンス4級の全体像と、合格のために必要なポイントをわかりやすく解説します。

乗馬4級は、乗馬の基本が身についてきた証として位置づけられるライセンスであり、多くの方が「馬に乗れるようになった」と実感できる節目となる資格です。


乗馬ライセンス4級とは?

乗馬4級は、速歩の安定や基本操作を身につけた人のための、ひとつの到達点となるステップアップ資格です。

乗馬ライセンスの基礎知識

乗馬ライセンスは、公益社団法人 全国乗馬倶楽部振興協会(JEF)が認定する技能検定制度です。5級が初級、4級が次のステップとなります。

4級を取得すると、

  • 速歩(軽速歩)がある程度コントロールできる
  • 馬場での基本操作ができる
  • 部班でのレッスンに安定して参加できる
    というレベルと認定されます。

乗馬4級の受験資格と試験概要

4級の受験には一定の経験が求められますが、事前に対策をすれば安心して挑戦できます。

受験に必要な条件

  • 原則、乗馬経験が一定期間以上ある方(目安:10鞍以上)
  • 5級を取得していない場合でも、乗馬クラブの推薦があれば受験可(クラブにより異なる)

試験内容(2024年版)

試験は筆記と実技に分かれます。

筆記試験(10問程度)

  • 馬の手入れ・基本動作に関する知識
  • 馬の体の名称
  • 騎乗時の注意点

実技試験

  • 乗り降り
  • 手前合わせを含む軽速歩の継続
  • 蹄跡の運動(巻乗り、斜め手前変換など)
  • 騎座の安定、脚・手綱の使い方の正確さ

合格のために必要な5つのポイント

合格するには“ただ乗れる”だけでなく、馬との協調性や正確な扶助の使い方が求められます。

軽速歩を“正確に”続けられるかがカギ

4級の実技では、速歩の継続と、手前を合わせたままのコントロールが重要な評価ポイントになります。
姿勢とリズムを意識して、前後左右にブレない軽速歩を身につけましょう。

扶助(脚や手綱の指示)が伝わっているか

試験官は「馬が乗り手の指示にちゃんと従っているか?」をよく見ています。
強く蹴ったり引っ張ったりではなく、軽い扶助で馬が反応する状態が理想です。

乗り降り・礼儀・安全意識も評価対象

意外と忘れがちですが、馬へのアプローチ・礼・下馬後の態度も評価に含まれます。
4級は“乗れるだけ”でなく、基本的なホースマンシップも問われるステップなのです。

姿勢の安定感が重要

騎座が不安定だったり、手綱がガタガタしていると、馬が不快に感じて動きが鈍くなります。
体の力を抜いて、骨格でバランスをとる乗り方を意識しましょう。

「止まる・動く」がスムーズか

発進や停止のタイミング・丁寧さも評価されます。
“ふわっと止まる”“すっと動き出す”、そんな自然なコントロールを目指しましょう。


よくある質問(Q&A)

受験を考える方からよく寄せられる疑問について、現場目線でお答えします。

何鞍くらい乗れば4級に挑戦できる?

A. 一般的には20鞍〜30鞍程度が目安です。ただし、個人差がありますので、インストラクターと相談して判断しましょう。

不合格になることもある?

A. もちろんありますが、再挑戦は可能です。多くのクラブでは、次回の講習での再受験を推奨しています。

合格したら何が変わる?

A. より自由な騎乗メニューが許可される場合が多く、個別レッスンや外乗の選択肢も増えることが一般的です。


合格後のステップと楽しみ方

4級を取得したあとは、乗馬の世界が一気に広がります。

4級合格で見えてくる“次の景色”

4級を取得すると、「ただの初心者」から一歩抜け出し、馬との会話ができるライダーとして認識されます。
そこからは、以下のような世界が広がります。

  • 駈歩や障害飛越の初歩へのチャレンジ
  • 外乗(トレッキング)で自然の中を走る体験
  • 馬場馬術や競技会への第一歩

特に40代〜60代で始めた方は、知識と技術の積み上げが“充実感”に直結する楽しさを実感できるタイミングです。


まとめ|乗馬4級は“楽しむ力”を広げてくれる

乗馬ライセンス4級は、ただの技術認定ではありません。
**馬とより深く通じ合えるようになる「入り口」**なのです。

  • 軽速歩や基本操作をしっかり身につける
  • 礼儀と安全意識を大切にする
  • その後の乗馬ライフを、さらに充実したものにするためのステップ

ぜひ、ライセンス取得を“目標”ではなく“通過点”ととらえ、学びながら楽しむ乗馬の世界を広げてください。

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